白井勝文 人生の回想

 

          成道 

                     ああ人々は共にいて

                  空ゆく雲を眺めたり 

                  鳥の声にもときめきて

                  いつしか時は過ぎ去りぬ

 

        限りある身と知りつつも 

        背負うた荷物下ろさずに 

                  仏の教え良く守り

                  歩み続けた人の道

 

                  やがて仏の身となりて

                  夏の陽に咲く草花や

                  冬の霜にも薫れよと

                  人の心に種を蒔く

            

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