震災犠牲者追悼の津軽三味線
を弾く白井勝文さん

静岡市の津軽三味線奏者、白井勝文さん(49)が午前
5時46分、灘区の六甲山頂近くの天狗岩で鎮魂、慰霊
の演奏を行った。
白井さんは平成4年に会社を退職、津軽三味線の演奏
活動を続けている。
津軽三味線にはもともと鎮魂の意昧がこめられており
震災直後に神戸に来ることを考えたが「現地は混乱
している」と一言われ、一度は断念した。しかし今回
は知人の力添えもあり、天狗岩での演奏が実現した。
この日は厳しい冷え込みの中約30人が集まった。
白井さんは般若心経を唱えたあと「津軽じょんがら節」
など8曲を演奏したが涙を流しながら聞く人も。
白井さんは「ききんなどの悲しみをエネルギーに変え
て立ち上がった津軽の人のように、神戸の人もがん
ばってほしい」と話していた。
津軽三味線で鎮魂の演奏
静岡の白井さん
毎日新聞H10年1/18
六甲山天狗岩

午前5時46分般若心経を唱える。
それから日が昇り始めるまで弾い
た2回目は10時から始めたが不
思議な事に大阪湾一帯が雲海と
なってしまい、まるで雲上に昇った
御霊と一体になったようであった。

夜明け空と六甲アイランド

雲海に埋まった大阪湾

この日は零下何度という厳
しい寒さであったが、風が全
くなかったので心行くまで演
奏できた。神仏の御加護を
感じさせられたのである。

この供養では阪神電気鉄道さまに大変お世話
になりました。その御恩は生涯忘れません。

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